[font color="#fff" bgcolor="#FFBF00" class="bd-gray" size=25 bold=1]「オードリー春日さん、センター試験900点満点中448点」に学ぶ
国公立大攻略の5つのポイント[/font]

お笑い芸人のオードリー春日さんが、東京大学を目指し
受験勉強をする番組の企画で、センター試験の結果を公表

しました(2018年2月8日現在)。

「オードリー春日、センター試験は448点 二次試験ボーダーに届かず東大“不合格”」
やはり高校生たちが普段苦労しながら勉強しているのを間近で見ているので、
簡単に良い結果が出るわけがない
と思う反面、
お仕事をしながら、その過酷な挑戦をされた春日さんには、お疲れ様でしたと
いいたい
ですね。

で、今回の春日さんの結果には、塾の高校生たちに言っている大事なことの多くが含まれていると
感じました。そのことを春日さんの点数を使いながら、確認していきたいので、まずは最初に春日
さんのセンター試験の点数を見ていきましょう。

春日さんの配点 満点 割合

国語

148 200

74%

英語

76 200

38%

数学ⅠA

32 100

32%

数学ⅡB

20 100

20%

地理B

66 100

66%

日本史

51 100

51%

生物基礎

30 50

60%

地学基礎

25 50

50%

448 900

49.8%

では、以下ポイントを確認していきましょう!

1、積み上げが必要な「英語と数学」が受験を左右する

春日さんの点数を見てもわかる通り、春日さんは典型的に、英語と数学が敗因となっています。
では、それはなぜでしょうか。
それは、他の科目と違い、英語と数学は、知識を積み上げていく教科であるということです。
例えば、日本史などが典型的ですが、戦国時代までは勉強していなくても、江戸時代がテスト範囲で、
そこだけ勉強すれば、そこまでの知識はほとんど関係なく、良い点数をとることは可能なわけです。
しかし英語や数学はそうではありません。以前習った知識を習得していることがある程度
前提
となり、どんどん内容が高度になっていくのです。つまり、どこかの知識が抜け落ちた時点で、その後の
理解が難しくなり、やがては全くわからなくなるのです。

2、英語と数学は短期で点数があがりにくい

英語と数学という科目は、わからない部分がある場合、学習を正しくやり直す
ことが必要になります
。それは2つの科目が苦手である場合、そこには習ってきた過程の
どこかで、必ず理解ができていない、もしくは知識が漠然としてしまっている部分があるためです。
そうすると、確実に力をつけていくためにはわからない箇所から学習をやり直す必要が生じます
その場合、その量は決して少なくないケースがほとんどで、成績が上がるまでに時間がかかることになってしまいます。

3、高校3年生の4月時点で9カ月しかない

当塾では、高校3年生の受け入れは原則高校2年が終わる3月の時期までにしています。
それは1、2で示したように、どんなレベルの生徒さんでも、英語をある程度できるように
なってもらおうとすると、どうしても時間がかかるためです。
また高校3年生になると、多くの高校生が実感するのが、すでに9カ月しかないという現実
です。それは国公立大学の受験に必須のセンター試験は、3月ではなく、1月半ばにあるので
あり、実際に3年生にならないと、本腰をいれられない高校生がとても多いということです。
春日さんの場合、受験勉強を始めたのは2017年6月。この時点で、センター試験までは
たった7ヶ月しかありません。しかも売れっ子芸人である春日さんは、お仕事のスケジュ
ールが詰まっており、普通の高校生と比べると、勉強に使える時間が絶対的に不足します。
ましてや、東京大学を受験する高校生は、高校1年生から毎日平均10時間勉強するのが普通
なので、客観的に考えると、とても難しいということがいえます。

4、国公立大は科目の多さに苦しむ

 国公立大学受験は、センター試験を受ける必要性があるため、科目数がかなり多く、バラン
スをとり満遍なく学習していくことが大変
です。
得意な科目は伸びしていく半面、苦手な科目をそのまま放置することもできません。時間が
限られている中で、どの科目にどれぐらいの時間をかけるのかが勝敗を左右するともいえます。
そうした場合、英語や数学の学習は早めに目途をつけ、直前期は暗記科目などにシフトしていき
ます。

5、多くの高校生が真剣ではない早い時期に学習を始めるのが合格のカギ

また当たり前ですが、高校3年生になると、少なくとも進学を考えている高校生の多くが
勉強を始めます。皆が勉強を始めると、その中で、大きく順位を上げたりするのは、決して
不可能ではないですが、難しくなると言わざるをえません。
それならば、皆が本格的に勉強を始まる前に、一刻も早く勉強に取り組むことが、
自分の志望校合格への最も確実な方法
だということです。時間は有限で、
みんなに平等なものです。もし良い大学に入りたいと、本当に思うならば、皆が遊んでいるうちに
自分は努力をする必要があるということです。

最後に:「正しい方法で集中して学習」が最短

「なんとなくやっている学習では意味がない」
そうした趣旨のことを、放送された番組の中で、春日さんの指導をされている予備校の講師が
おっしゃっていました。これは本当にその通りです。
集中して学習せず、だらだら長時間勉強したところで、覚えたり、理解していないのであれば、
自己満足であり、結果が出るはずがありません。厳しい言い方になりますが、時間の無駄です。
私自身が塾の子供たちに言うのは、メリハリをつけ学習し、その分高校生という貴重な人生の
時間を楽しんでほしいとも言っています。もう二度と戻ってこないですからね。

なので、塾では本気の高校生をサポートできるよう、しっかりと英語を早くから正しく学ぶた
めのカリキュラムを「大学受験英語」として提供しています。
受験を否定される方もいますが、これほど平等な制度はありませんし、私は「受験にどう向き
合うかで人生は変わりうる」と自分自身の経験から信じています。高校生は、中途半端ではなく、
悔しくて泣けるほど努力してみてください。
あなたの人生はきっと変わるし、やる価値はあると思いますよ。