体験記(在塾 4年)

集団1回+個別2回

私は中学二年生の終わりごろに入塾しました。その頃は成績が良くなく、通っていた学校の中では下から数えたほうが早いほうでした。違う別の塾に入っていましたが、やり方などがあまり合わなくて悩んでいた時期でした。その時、母が当塾のチラシを持って来て、体験授業は無料だったので一回いってみることにしました。

 体験授業では、先生と話しやすく考え方がよかったので、入塾しました。塾に入る前は単語や文法を覚えるだけで、実態が見えず闇雲に勉強している感じでしたが、当塾の英語の授業では、文型を基礎とした英語の根本となる部分を教えてくださりどこが重要かが分かるようになりました。

 受験で一番苦しかったのは成績が上がっているのが見えない夏の頃と受験終盤でした。受験期の夏はとにかく勉強する時期です。自分が苦手な分野やしなければいけない分野だけを考えていくとたくさんでてきてしまい片っ端からかたずけようとすると途中で疲れて破綻してしまうので、いったん書き示し計画を立てるのが大切です。終わりの見えない戦いは精神的にも体力的にもすぐに限界がきます。

 また、家族や他人に計画を共有することで、モチベーションも維持できました。僕の場合、受験終盤は不安でいっぱいでした。秋の頃は夏の勉強の成果がでていましたが、そこからはどんどん落ちていってしまいました。とにかく焦りました。そんな時は家族のおかげでメンタルを保つことができました。不安を自分だけで抱えるとどんどんいろんなことを妄想し、上の空になったりしてしまいます。家族に不安をぶちまけることで少しは冷静になることができます。受験は個人戦ではなく団体戦です。

 成績は入塾の頃と比べると格段に上がりました。塾に通う前は英語はあまり得意ではありませんでしたが、受験では得点源にすることができました。受験で一番大切なのは継続することだと思います。

 継続することは最初は簡単だと思ってしまうかもしれませんが、実際にするととても大変で難しいです。

 今後の第一の目標は大学の勉強をしっかりすることと、インドへの留学です。それに向けての勉強や準備を早々にしていきます。
 英語の勉強の仕方が分からない人はぜひ!

コメント 短いようで長かった4年

中2の3学期、ご家族で面談に来られたのが最初でした。親御さんとお話をさせていただきながら、ご両親の後ろで、妹さんと遊んでいたのを今も思い出します。当時のお話は、中高一貫校のペースにうまく合わせられず、成績も本人が書いているように下位の方で、特に英語が苦手とのことでした。なので、本人に英語の基礎の大切さを伝え、文字通り、一歩ずつ学習を進めていきました。

そして中2の終わりに聞いた本人の志望大学はかなり遠く見えた難関国公立大。当時現状は厳しいと思いつつも、高校の内容に入る中3までは成績を現状維持、その後高1、高2、高3で成績を着実に上げていく目標を伝えました。

私の感覚では、その時の目標を達成できるよう4年間ずっと一緒に歩んできた感覚です。それは短いようで、とても長い4年間であったと思いますが、目標へ向け頑張る生徒を持つことは、講師冥利に尽きます。

大変な課題を伝えたこともたくさんあったと思います。それでも高1、高2と定期試験の成績はほぼクラストップまでに上がり、高2の2月の共通テスト模試では英語は177点。模試では志望校を狙えそうな成績のこともありました。

 ただ高3の秋に、ずっと目指してきた志望校までは理科2科目の学習がそのレベルまで届かず、3年半以上本人が目指してきた志望校受験を再考すべきと伝えたときはとても憂鬱な気持ちでした。結果、本人も受け入れ、志望校を変え、3カ月ほど準備して臨んだ別の難関国公立大の前期試験。過去問演習もしっかり行い、出来も十分射程圏で、自信をもって送りだし、本人も本番でイケたという手ごたえにも関わらず、まさかの不合格。

最後まで頑張ってほしい気持ちと、どこかに私のミスがあり、そのせいでの結果ではないかという申し訳ない気持ちで、その日は1日中、上の空の感覚でした。

ただ最後は、精神的には大変だっただろう中、後期試験でしっかり合格を果たし、受験終了。

これからはこの可能性しかない世界に飛び出すわけですが、今、体験記を読み、インドに留学したいという気持ちを知り、4年間、これからの世界の可能性と、その世界に飛び出し、自分の可能性を最大限まで広げてほしい、人生は最高に楽しいということを伝え続けてきたことを、自分自身のこととして捉え、新たな旅路に出ていくことをうれしく思っています。

Boys, be ambitious! 大きく羽ばたきますように。

保護者さまの声