[font color="#fff" bgcolor="#FFBF00" class="bd-gray" size=25 bold=1]「文法を学んだ後に英会話を学ぶ」が間違いである理由[/font]
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1. 文法力と会話力は別
2. 文法から始めると学習が苦痛
3. 音付きで学ばないと学習の二度手間が発生
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[font size=25 color="#585858"]「文法を学んだ後に英会話を始めるつもりです」[/font]
たくさん生徒さんに関わっている中で、まだ英会話学習を始める段階の方から、こうした内容の発言を聞くことがよくあります。
あなたもこう思ったりしていませんか?
とても日本人らしい真面目な答えだと思いますし、たぶん多くの日本の方にとっては、自然に思えるかもしれません。実際、かつての私もこう思っていました。
でも現在、私は英語を身につけてきてみて、違う意見を持つようになりました。私は、この考え方が多くの日本人を英語習得から遠ざけている、とさえ考えるようになっています。
その理由を、上記の3点に分けてお話したいと思います。
それでは1点ずつ確認しましょう!
1.文法力と会話力は別
まず[font size=18 color="#FE2E2E" bold=1]一番重要なことですが、英語の文法が理解できることと口から英語を話せることは、全く別の能力[/font]です。
英語も言葉である以上、口を動かして、実際に発音しないと、コミュニケーションはできません。そしてそれは口を動かすことによってしか実現しません。練習が必要です。
あなたはこれまで英語を発音しながら学習してきましたか。発音の練習をしすぎて、ほっぺたやアゴが痛くなる経験をしたことはありますか。なければ、一度学習方法を見直すことをおススメします。
どれほど英語の文法を学んでいっても、話すことと切り離していては英会話はできるようになりません。「TOEICの点数が良くても全く話せない」人がいるのも、ここに原因があります。
※TOEICの学習は無駄ではないです
つまり文法力と会話力は全く別の能力と考え、それぞれの学習を重ねる必要があると認識すべきなのです。
2.文法から始めると学習が苦痛
[font size=25 color="#585858"]「皆さんは何のために英語を学んでいますか」[/font]
多くの学生さんが、この質問に対して、
[font size=25 color="#585858"]「英語の試験のため」[/font]
と答えるのが、現在の日本の現状ではないでしょうか。で、さらに皆さんに聞きます。
[font size=25 color="#585858"]「その勉強、苦痛ではないですか」[/font]
私が学生だった頃、英語の学習は今よりもっと英語の読解が中心でした。そしてなぜ英語を学ぶかもわからない英語の学習は、ただただテストのためであり、苦痛だったのです。
そのため当時の私は英語が大嫌いでした。
そのため「英語は文法から」という考えに、私は疑問であり、個人的には「わからなくても英会話から学ぶべき」だと考えています。そうすることで、[font size=18 color="#FE2E2E" bold=1]英会話を通じて、自分の伝えたいことを表現できない場面に出くわし「自分の言いたいことを相手に伝えたい」という思いが生まれます[/font]。そこに単語を学び、文法を学ぶ意味が発生するのです。
あなたが覚えた日本語もそうですよね。親に伝えたいことが何かあり、あなたはまずは単語から、そしてやがて言葉を話し始めたはずです。決して文法からではないですよね。
その過程が、言語習得の本来のあり方で自然なのです。
学習効率が良いのは「文法から覚える」方法だと思いますが、その結果、英語嫌いになってしまっては本末転倒だというのが、私の英語学習に対する考えです。
実際それが何十年と変わらず起こり続けているのが日本の教育で、結果、多くの学生が英語ができないままです。
文科省、英語力調査公表 高3対象「7~9割が中学卒業レベル以下」、中3対象「英検3級程度が2~4割」(2016年)
これをお読みのあなたはすぐに英語への取り組む方法を変えるようにしてみてくださいね。
3.音付きで学ばないと学習の二度手間が発生
そして最後は学習の二度手間に関する話です。
英会話を前提にしていない英語学習では、細かな文法ばかりが問われがちで、音への意識がなくなります。結果、音を聞いて、自分が知っているはずの単語と結びつかない状況が発生します。
例えば、多くの生徒さんが知っているはずのrealという単語。「本当の」などの意味ですよね。カタカナでいうと「リアル」ですが、英語のrealは、決してカタカナの「リアル」ではありません。
[font size=25 color="#585858"]「Real=リアル」ではない[/font]
本来realをその発音とともに覚えていけば良いわけですが、音が欠落した英語学習をしてしまうと、realをrealと聞いて認識できなくなってしまいます。そしてrealとrealが結びつくように再度学習する必要性が生まれます。
これは[font size=18 color="#FE2E2E" bold=1]本来、学習初期からきちんと意識されていれば発生しないはずの問題[/font]です。英会話を学び直した私は、発音や、単語を音と結びつけて覚え直すのに大変苦労しました。時間の無駄は避けてほしいので、皆さんは同じ思いをしないようにしてくださいね。
以上、「文法を学んだ後に英会話を学ぶ」が間違いである理由を説明してきました。
今後大学入試の英語にスピーキングは取り入れられますし、更に今後の世界を生きるあなたには、少なくとも英語をはじめとする他言語を学ぶ必要性が高まります。
自宅で気軽にでき、値段も安いオンライン英会話の利用者がどんどん増えているのも納得で、今後もますます増えていきます。ぜひオンライン英会話に取り組んで、楽しみながら英語力を向上させてみてください。